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無人店舗に必要なシステムとは?

無人店舗の運営には、さまざまなシステムが必要です。ここでは、導入を検討したいシステムと無人店舗に導入できるシステムの事例を紹介しています。

無人店舗の経営に必要なシステムの種類

無人決済システム

無人店舗に欠かせないのが無人決済システムです。現在、主流となっているのは、買い物を終えた顧客がレジへ向かい、自分でバーコードなどをスキャンするセルフレジ型です。店内に設置されたカメラやセンサーで購入したものを判断するセルフレジ型もあります。後者の場合、顧客はレジへ向かうだけで購入金額が表示されます(スキャンの必要はなし)。また、事前にアカウント登録を済ませることで、レジを素通りできる(自動決済)ウォークスルー型も登場しています。ウォークスルー型も、カメラ・センサーなどで購入したものを判断します。

無人認証システム

店舗によっては、無人認証システムも必要になります。具体的な方法として、指や掌の静脈を読み取って認証する静脈認証、顔を読み取って認証する顔認証などがあげられます。入店の可否、決済の可否などに関わる重要なシステムといえるでしょう。

遠隔接客システム

無人店舗でも接客が不要になるわけではありません。顧客から質問を受けることや商品説明を求められることもあります。したがって、遠隔接客システムも必要です。遠隔接客システムは、タブレット端末などを使ってオンラインで接客できるシステムといえるでしょう。導入により、人件費を削減しながら、対面販売に近い接客を行える可能性があります。

無人店舗に導入できるシステム事例

ファミリーマート(TTG)

ファミリーマートは、一部の地域で無人店舗を展開しています。無人決済システムとして導入しているのが「TOUCH TO GO(TTG)」です。専用アプリのダウンロードや個人情報の登録を必要としないことが導入の決め手になりました。誰でも気軽に日常使いできる点が、ファミリーマートのコンセプトに合致していたためです。

参照元:株式会社TOUCH TO GO(https://ttg.co.jp/

わしたショップ

わしたショップは、株式会社沖縄県物産公社が全国展開するアンテナショップです。感染対策を行いながら充実した接客を行うため、銀座わしたショップ本店とわしたショップ国際通り店に「InterPlay Elastic Frameworkサービス」を導入しました。同サービスは、デジタルサイネージとAI技術を組み合わせた遠隔接客システムです。これにより、銀座本店を訪れた顧客が国際通り店にいる物産の専門家から説明を受けられるようになっています。

参照元:アルプスシステムインテグレーション株式会社( https://www.alsi.co.jp/casestudy/post-30.html

無人店舗の経営システムを検討しよう

無人店舗の運営には、無人決済システムや無人認証システム、遠隔接客システムなどが必要です。展開したい店舗にあわせて、必要な経営システムを検討するとよいでしょう。過去の事例を参考にすると、必要なシステムを選びやすくなるはずです。

当サイトでは、無人店舗ビジネスに関連するさまざまな情報を発信しています。検討中の方は、以下の記事も参考にしてください。

この3業種をチェック!
おすすめの無人店舗ビジネス
     

ここでは、今伸びている業種として「飲食販売」「フィットネスジム」「コインランドリー」の特徴を紹介します。コロナ禍によって在宅時間の増加や健康需要が向上、また生活環境の変化により成長している3業種。
無人店舗ビジネスには、他にもコワーキングスペースや外貨両替機、セルフエステなどもありますが、今回はコロナ禍でも成長が期待できる業種を選びました。(※1)業界の将来性や開業資金相場などを踏まえて、検討してみてください。

飲食販売
飲食販売
業種の特徴
  • 小規模から開業でき、既存店舗の空きスペース活用が◎
  • ご当地食材や地域ブランドを活用した餃子で、差別化を図れる
業界の将来性
  • 経営に苦しむ飲食店の新たな施策として、注目が集まっている
  • 非接触・非対面ニーズの高まりから需要増加
開業資金相場
300万~500万程度(※2)
こんな経営者におすすめ
小スペースを活用して
安全経営をしたい

飲食販売店でおすすめの
フランチャイズ本部を見る

フィットネスジム
フィットネスジム
業種の特徴
  • 月額制のストック型ビジネスで、安定収入を担保
  • 顔認証システムや入場ゲートを採用し、非接触での利用を実現
業界の将来性
  • コロナ禍でのアクティビティ需要で、利用者増加
  • 若年層の会員が多い、特化型小規模ジムの需要が高まっている
開業資金相場
500万~3,000万円(※3)
こんな経営者におすすめ
ストック型ビジネスで
継続した収入を確保したい

フィットネスジムでおすすめの
フランチャイズ本部を見る

コインランドリー
コインランドリー
業種の特徴
  • 現金取引メインのため、代金未回収のリスクがない
  • 顧客のニーズに適した立地であれば、安定した収益が見込める
業界の将来性
  • 夫婦共働きやマンション世帯の増加により、店舗数が右肩上がり
  • ベランダがないマンション増加により、コインランドリー需要増加
開業資金相場
3,000万~4,000万円(※4)
こんな経営者におすすめ
利回りの高い
節税対策をしたい

コインランドリーでおすすめの
フランチャイズ本部を見る

※1 飲食販売店:冷凍食品の製造品出荷額推移は、2015年の10,873億円から2019年の11,999億円まで上昇。
参照元:経済産業省(https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20220221hitokoto.html)
※1 フィットネスジム:売上高推移は、平成27年の4,381億~平成31年の4,939億円まで上昇。
参照元:日本のクラブ業界のトレンド2019年版[pdf](https://business.fitnessclub.jp/common/files/data/pdf/trend_2019.pdf)
※1 コインランドリー:店舗数は、2013年の16,693店舗から2017年の約2万店舗まで増加。
参照元:J-Net21(https://j-net21.smrj.go.jp/startup/guide/service/service02.html#:~:text=(1)コインランドリーの市場規模,と推計されている。)

※2 参照元:株式会社飲食店繁盛会(https://hanjoukai.com/24110/#:~:text=300%E4%B8%87%EF%BD%9E500%E4%B8%87,%E5%AE%89%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AD%E3%80%82
※3 参照元:フランチャイズ比較.net(https://www.fc-hikaku.net/franchises/2518#anchor1
※4 参照元:イエウール(https://ieul.jp/column/articles/1900/