サイドビジネスを成功に導く無人店舗ビジネスガイド|busicos
サイドビジネスを成功に導く無人店舗ビジネスガイド|busicos » 無人店舗ビジネスにおける基礎知識 » 無人店舗のメンテナンスとは?

無人店舗のメンテナンスとは?

無人店舗であってもメンテナンスが不要というわけではありません。ここでは、基本的なメンテナンス方法とメンテナンスの事例を紹介しています。

無人店舗のメンテナンス方法

自社スタッフの巡回

定番のメンテナンス方法といえるのが自社スタッフの定期巡回です。主な目的として、店舗の監視、店舗の清掃、商品の補充などが考えられます。例えば、防犯カメラで店舗を監視しつつ必要に応じて足を運んで清掃するなどが考えられます。巡回のタイミングはさまざまですが、頻度が高いほど店舗をよい状態に保ちやすくなります。

外部スタッフの巡回

無人店舗への巡回は外部企業へアウトソーシングすることもできます。サービス内容は店舗、委託先で異なりますが、定期巡回、清掃、商品の補充、簡単な修理などを受けられることが一般的です。人件費を抑えられる可能性があります。

清掃システム

お客様にスペースを貸し出す無人店舗などは、清掃システムの導入を検討することもできます。清掃システムは、POSと連動して清掃が必要な席を確認できるシステムです。少ない人員で店舗の清掃を行えるうえ、スタッフ不在の期間は清掃が必要な席を使用不可にしておけます。無人店舗の運営を効率化できるでしょう。

無人店舗のメンテナンス事例

株式会社エイジス

株式会社エイジスは、店舗の棚卸・補充・改装・調査などのアウトソーシングを請け負っている事業者です。無人店舗に対してもさまざまなサービスを提供しています。一例としてあげられるのが、全国5,000カ所以上に設置されているオープン型宅配便ロッカーのメンテナンスです。定期巡回・機器の清掃・ステッカーの貼り替えなどを代行しています。

株式会社ランシステム

株式会社ランシステムは、店舗内で複数の娯楽コンテンツを楽しめる複合カフェ「自遊空間」を運営しています。自遊空間の特徴は、店舗の衛生状態を維持しつつ省人化・無人化を進めていることです。背景にあるのが、店舗ごとに座席の状態を確認できるWebシステムです。このシステムにより、清掃が必要な席とユーザーの呼出をハンディ端末で確認できるようにしています。したがって、店舗の衛生状態を維持しつつ省人化・無人化を進められるのです。

株式会社New Innovations

株式会社New Innovationsは、経済産業省に「Robotics×無人店舗×コーヒー」をコンセプトにしたAIカフェロボット・ルートシーを期間限定で設置しています(実証実験)。ルートシーは、スペシャリティコーヒーの受け取り時間と受取場所をアプリで指定できるAIカフェロボットです。食品衛生責任者・従事者が店舗に常駐せず、衛生管理を行う体制を確保している点がポイントです(実証実験の目的)。

無人店舗のメンテナンス方法を検討しよう

無人店舗もメンテナンスは必要です。自社スタッフが行う方法と外部へ委託する方法などが考えられます。自社の体制に合わせた方法を選択することが重要です。無人店舗について理解を深めたい方は以下の記事も参考にしてください。

この3業種をチェック!
おすすめの無人店舗ビジネス
     

ここでは、今伸びている業種として「飲食販売」「フィットネスジム」「コインランドリー」の特徴を紹介します。コロナ禍によって在宅時間の増加や健康需要が向上、また生活環境の変化により成長している3業種。
無人店舗ビジネスには、他にもコワーキングスペースや外貨両替機、セルフエステなどもありますが、今回はコロナ禍でも成長が期待できる業種を選びました。(※1)業界の将来性や開業資金相場などを踏まえて、検討してみてください。

飲食販売
飲食販売
業種の特徴
  • 小規模から開業でき、既存店舗の空きスペース活用が◎
  • ご当地食材や地域ブランドを活用した餃子で、差別化を図れる
業界の将来性
  • 経営に苦しむ飲食店の新たな施策として、注目が集まっている
  • 非接触・非対面ニーズの高まりから需要増加
開業資金相場
300万~500万程度(※2)
こんな経営者におすすめ
小スペースを活用して
安全経営をしたい

飲食販売店でおすすめの
フランチャイズ本部を見る

フィットネスジム
フィットネスジム
業種の特徴
  • 月額制のストック型ビジネスで、安定収入を担保
  • 顔認証システムや入場ゲートを採用し、非接触での利用を実現
業界の将来性
  • コロナ禍でのアクティビティ需要で、利用者増加
  • 若年層の会員が多い、特化型小規模ジムの需要が高まっている
開業資金相場
500万~3,000万円(※3)
こんな経営者におすすめ
ストック型ビジネスで
継続した収入を確保したい

フィットネスジムでおすすめの
フランチャイズ本部を見る

コインランドリー
コインランドリー
業種の特徴
  • 現金取引メインのため、代金未回収のリスクがない
  • 顧客のニーズに適した立地であれば、安定した収益が見込める
業界の将来性
  • 夫婦共働きやマンション世帯の増加により、店舗数が右肩上がり
  • ベランダがないマンション増加により、コインランドリー需要増加
開業資金相場
3,000万~4,000万円(※4)
こんな経営者におすすめ
利回りの高い
節税対策をしたい

コインランドリーでおすすめの
フランチャイズ本部を見る

※1 飲食販売店:冷凍食品の製造品出荷額推移は、2015年の10,873億円から2019年の11,999億円まで上昇。
参照元:経済産業省(https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20220221hitokoto.html)
※1 フィットネスジム:売上高推移は、平成27年の4,381億~平成31年の4,939億円まで上昇。
参照元:日本のクラブ業界のトレンド2019年版[pdf](https://business.fitnessclub.jp/common/files/data/pdf/trend_2019.pdf)
※1 コインランドリー:店舗数は、2013年の16,693店舗から2017年の約2万店舗まで増加。
参照元:J-Net21(https://j-net21.smrj.go.jp/startup/guide/service/service02.html#:~:text=(1)コインランドリーの市場規模,と推計されている。)

※2 参照元:株式会社飲食店繁盛会(https://hanjoukai.com/24110/#:~:text=300%E4%B8%87%EF%BD%9E500%E4%B8%87,%E5%AE%89%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AD%E3%80%82
※3 参照元:フランチャイズ比較.net(https://www.fc-hikaku.net/franchises/2518#anchor1
※4 参照元:イエウール(https://ieul.jp/column/articles/1900/