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無人店舗におけるセキュリティ対策とは

無人店舗を運営する場合、来店するお客様を守るためにも、そしてお店という大切な財産を守るためにも、セキュリティ対策をしっかりとしなくてはなりません。ここでは無人店舗で想定されるトラブルの事例やセキュリティ対策のポイントを紹介します。

無人店舗で想定されるトラブルの事例

持ち去り・持ち逃げ・万引き

無人店舗で想定されるトラブルの事例として、特に多いのは持ち去り・持ち逃げ・万引きというような、物品を販売している無人店舗でのトラブルです。 店員がいないため、お客様が手に取った商品をそのまま持ち去ってしまう、いわゆる万引きをされてしまうという事例は後を絶ちません。

カメラを設置したり、商品棚にセンサーを設けたりというような対策はできますが、やはり店員がいない分、持ち去りや持ち逃げといったトラブルには十分注意しなくてはなりません。

無断侵入

スポーツジムなど会員制で無人店舗を運営する場合に気を付けなくてはいけないのが、無断侵入のトラブルです。 会員以外の人が無断で入れるような状況にしていると、利用するお客様が不安になり、犯罪につながる恐れもあるでしょう。

会員証や会員キーの発行、さらには顔認証システムでの解錠などを基本として、会員以外が入れない環境を整えなくてはなりません。

無人店舗におけるセキュリティ対策のポイント

防犯カメラの設置はマスト

セキュリティ対策として欠かせないのが、防犯カメラの設置です。防犯カメラを設置していれば、店員がその場にいなくても、利用者の様子を遠隔で確認できます。また、備品が破損していた、商品が盗難されたという場合でも、防犯カメラの履歴があるため、犯人を捕まえやすいでしょう。

利用者に防犯カメラを設置していることがわかるようにしておけば、トラブルや犯罪の抑止力にも期待できるでしょう。

スマートロックでアクセス権限を付与

スマートロックを導入すると、予約制の無人店舗であれば、利用者の予約時間に合わせてアクセス権限を付与し、その時だけ入店可能にできます。事前決済と組み合わせて入店できるアクセス権限を発行する、という形式もおすすめです。

警備会社との連携も検討する

よりセキュリティ対策をしっかりと行いたいというときは、警備会社の提供する防犯サービスを利用しましょう。店主やオーナーが行うセキュリティ対策よりもワンランク上のセキュリティ対策が行えます。もしもの時にもすぐに店舗に駆けつけてくれる体制が整っており、犯罪の抑止力も非常に高いです。

防犯4原則も意識しよう

防犯4原則とは、「時間」「音」「光」「目」です。これらは犯人が嫌う4項目です。

時間

侵入を試みた際に時間がかかることを嫌うため、5分以上かかると侵入者の7割は断念し、10分以上かかるとほとんどの侵入者が侵入を諦めるとされています。

対象物に近づいた際、音で威嚇したり周囲に異常を知らせたりするような音を嫌う傾向があります。

対象物の周りを明るくすることで、犯罪者は近づきづらくなります。

監視されていると思わせることで、犯罪を阻止できる可能性が高まります。 これらの4原則を意識すると、より高いセキュリティレベルの店舗運営ができるでしょう。

この3業種をチェック!
おすすめの無人店舗ビジネス
     

ここでは、今伸びている業種として「飲食販売」「フィットネスジム」「コインランドリー」の特徴を紹介します。コロナ禍によって在宅時間の増加や健康需要が向上、また生活環境の変化により成長している3業種。
無人店舗ビジネスには、他にもコワーキングスペースや外貨両替機、セルフエステなどもありますが、今回はコロナ禍でも成長が期待できる業種を選びました。(※1)業界の将来性や開業資金相場などを踏まえて、検討してみてください。

飲食販売
飲食販売
業種の特徴
  • 小規模から開業でき、既存店舗の空きスペース活用が◎
  • ご当地食材や地域ブランドを活用した餃子で、差別化を図れる
業界の将来性
  • 経営に苦しむ飲食店の新たな施策として、注目が集まっている
  • 非接触・非対面ニーズの高まりから需要増加
開業資金相場
300万~500万程度(※2)
こんな経営者におすすめ
小スペースを活用して
安全経営をしたい

飲食販売店でおすすめの
フランチャイズ本部を見る

フィットネスジム
フィットネスジム
業種の特徴
  • 月額制のストック型ビジネスで、安定収入を担保
  • 顔認証システムや入場ゲートを採用し、非接触での利用を実現
業界の将来性
  • コロナ禍でのアクティビティ需要で、利用者増加
  • 若年層の会員が多い、特化型小規模ジムの需要が高まっている
開業資金相場
500万~3,000万円(※3)
こんな経営者におすすめ
ストック型ビジネスで
継続した収入を確保したい

フィットネスジムでおすすめの
フランチャイズ本部を見る

コインランドリー
コインランドリー
業種の特徴
  • 現金取引メインのため、代金未回収のリスクがない
  • 顧客のニーズに適した立地であれば、安定した収益が見込める
業界の将来性
  • 夫婦共働きやマンション世帯の増加により、店舗数が右肩上がり
  • ベランダがないマンション増加により、コインランドリー需要増加
開業資金相場
3,000万~4,000万円(※4)
こんな経営者におすすめ
利回りの高い
節税対策をしたい

コインランドリーでおすすめの
フランチャイズ本部を見る

※1 飲食販売店:冷凍食品の製造品出荷額推移は、2015年の10,873億円から2019年の11,999億円まで上昇。
参照元:経済産業省(https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20220221hitokoto.html)
※1 フィットネスジム:売上高推移は、平成27年の4,381億~平成31年の4,939億円まで上昇。
参照元:日本のクラブ業界のトレンド2019年版[pdf](https://business.fitnessclub.jp/common/files/data/pdf/trend_2019.pdf)
※1 コインランドリー:店舗数は、2013年の16,693店舗から2017年の約2万店舗まで増加。
参照元:J-Net21(https://j-net21.smrj.go.jp/startup/guide/service/service02.html#:~:text=(1)コインランドリーの市場規模,と推計されている。)

※2 参照元:株式会社飲食店繁盛会(https://hanjoukai.com/24110/#:~:text=300%E4%B8%87%EF%BD%9E500%E4%B8%87,%E5%AE%89%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AD%E3%80%82
※3 参照元:フランチャイズ比較.net(https://www.fc-hikaku.net/franchises/2518#anchor1
※4 参照元:イエウール(https://ieul.jp/column/articles/1900/