無人販売のお店が増えている日本ですが、海外でも無人店舗と呼ばれる店舗は数多く存在します。ここでは海外における無人店舗の事例を紹介します。
アメリカで展開しているAmazonGOは、2018年に第1号店が誕生しました。お店の棚にある商品を手に取って、そのままバッグに入れて退店する買い物方法に、多くの人が驚いたことでしょう。敷地内にカメラは3,000台以上設置されており、高い精度で購買分析を行っています。
特に品揃えが多いシアトル1号店は、店舗をオフィス街に構えて、酒類の販売も許可されており、観光客を中心とした客層です。一方で商業施設内にあるサンフランコシスコ店は、酒類を取り扱いはしないなど、立地やターゲットとする客層に合わせた出店を行っています。
無人での営業が基本ですが、システム説明や購入者の年齢確認をするために、1~2名のスタッフは配置されています。
全米のプロスポーツ会場に店舗を展開している小売店舗です。試合前や試合のハーフタイムなど、短時間に利用者が集中した結果、販売機会を損失したり顧客の気分を損ねてしまったりしないように、レジ待ちの時間を削減して回転率を上げることを重要視しています。
NBAのブルックリン・ネッツ本拠地にある店舗では、NBAの試合当日、軽食やアルコール飲料を販売する有人対応の売店は、やはり行列。しかしZippinオートノマス・ストアは、スムーズに入店が可能です。スタッフに年齢確認をしてもらったのち、アプリのQRコードをかざして入店し、商品を棚からとってそのまま退店するだけ。入店から1分足らずでスピーディーに購入が可能です。
スウェーデンで普及している無人のコンビニエンスストアです。店舗への入店・商品の支払いは専用のスマートフォンアプリを使用。さらにAI技術を活用して商品の在庫管理も行っています。
中国の複数の都市で営業している無人のコンビニエンスストアです。ガラス張りの外観が特徴的で、すべての商品にNFCチップを貼り付け、在庫管理を行っています。従業員は在庫確認や補充業務に専念でき、少ない人数でも店舗運営が可能です。
無人店舗ビジネスは、日本のみならず海外でも注目されています。特に無人のコンビニエンスストアは、中国・アメリカ・スウェーデンと数多くの地域で導入済み。もちろん日本でも導入されており、これから増加していくと考えられています。
無人店舗ビジネスへの参入を行うなら、まずは経営する側が正しい知識を身につけることが大切です。基礎知識もチェックし、準備をしっかりとしたうえで無人店舗ビジネスに挑戦してみましょう。
ここでは、今伸びている業種として「飲食販売」「フィットネスジム」「コインランドリー」の特徴を紹介します。コロナ禍によって在宅時間の増加や健康需要が向上、また生活環境の変化により成長している3業種。
無人店舗ビジネスには、他にもコワーキングスペースや外貨両替機、セルフエステなどもありますが、今回はコロナ禍でも成長が期待できる業種を選びました。(※1)業界の将来性や開業資金相場などを踏まえて、検討してみてください。
※1 飲食販売店:冷凍食品の製造品出荷額推移は、2015年の10,873億円から2019年の11,999億円まで上昇。
参照元:経済産業省(https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20220221hitokoto.html)
※1 フィットネスジム:売上高推移は、平成27年の4,381億~平成31年の4,939億円まで上昇。
参照元:日本のクラブ業界のトレンド2019年版[pdf](https://business.fitnessclub.jp/common/files/data/pdf/trend_2019.pdf)
※1 コインランドリー:店舗数は、2013年の16,693店舗から2017年の約2万店舗まで増加。
参照元:J-Net21(https://j-net21.smrj.go.jp/startup/guide/service/service02.html#:~:text=(1)コインランドリーの市場規模,と推計されている。)
※2 参照元:株式会社飲食店繁盛会(https://hanjoukai.com/24110/#:~:text=300%E4%B8%87%EF%BD%9E500%E4%B8%87,%E5%AE%89%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AD%E3%80%82)
※3 参照元:フランチャイズ比較.net(https://www.fc-hikaku.net/franchises/2518#anchor1)
※4 参照元:イエウール(https://ieul.jp/column/articles/1900/)